集英社が罠。


各出版社の夏の100冊をのーんびり見物。
もう本屋勤めしてないので、ただ眺めるだけw
前日の夜に入れ替えをする必要もなければ、企画台を作る必要もない。あぁ素晴らしい。
古典や国文学はさすがにあんまり代わり映えがないですが、蟹工船だけは今回どこも押しが強め。
太宰治も今年没後100年なのもあって、結構前に出てる感じ。


今年の角川100冊のうち、ラノベは4冊がラインナップ。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

よくみたら出版社の名義が全部バラバラ。角川すげぇw
ハルヒは去年と変らず。続き出る目処が立ってないのに、これ以上風呂敷広げてどうするんだろう。
そういえば去年もラノベ4冊だったような。
今年は、全部続き物が選ばれているようで。こんなのに新規に手を出す人っていないと思うんだけどなぁ。
「続きあるんでしょ?面倒だから読まない」という人もいるはず。
1冊完結モノのラノベをもっと増やして売り込むべき。
そのあたりはガガガ文庫が得意分野な気がするけど、あそこは絶望的に売り方がヘタだと思う。
広告しかり、話題作りしかり。
ちなみに、イメージキャラは昨年に引き続き松山ケンイチ
去年は結構、彼自身に話題があって、彼が表紙になっている本も結構売れましたが今年はどうなってるんだろう。


次、新潮社!
キャラは相変わらずYONDAパンダ。ぬいぐるみが欲しいのでござるよ。かわよい。
気になるイベントやってた。
https://www.shinchosha.co.jp/ssl/bunko/vote09/
年末年始の文庫フェアの、お勧め作家のアンケートを採っているようです。
「本を読む人を増やす」ことより、「本を読む人に買わせる」あたりが新潮らしい。
まぁあんまり媚びてるところよりよっぽどいいですけど。
でも夏の100冊は、もうちょっとライトユーザーというか、「ふーん、読んでみるか」に買わせる試みが必要だと思うんだ。
特筆する本は無し。道尾秀介が入ったのって今年が初めてかな?ちょっと嬉しい。
全体的に無難な本で、ハズレはないけど話題性も全くない。
各社取り扱う夏目漱石宮沢賢治太宰治の装丁が、単色の非常にシンプル(というか手抜き)なものだけど、
去年はこのシンプルさがうけたのか、一番売れ方がよかった気がする。
それに乗じてか、この単色装丁の本が増えてた。あんまり頼るとよくないぞーw
シンプル装丁で思い出した。

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

一冊だけ異色な本があったことをwwwwwwww


はい、最後は酷評。集英社

地獄変 (集英社文庫)

地獄変 (集英社文庫)

堕落論 (集英社文庫)

堕落論 (集英社文庫)

走れメロス・おしゃれ童子 (集英社文庫)

走れメロス・おしゃれ童子 (集英社文庫)

いい加減にしようねー^^^^^^^^^^
メロスは無我の境地に達した。バシッ、ボカッ!縮地法!セリヌンティウス(笑)
きっとこんな内容に変ってる(嘘)
でも今の中高生ってこういうのが読書の取っかかりになるんですよね。
本当に「とっかかり」になって、今後も継続して読書をしてくれればいいんですけど。
人間失格を読書への取っかかりにするのは大きく間違っていると思うんだ。
著作権の切れた作品の方が安価で売りに出せるし、表紙も相まって売れる、という魂胆があるんだろうけど、その先は?
開き直って「表紙のために買いました。中身読んでません」とか言うオタクの方がよっぽど潔いと思うんだけど。
あぁ、十五少年漂流記はあんまり不快感うけなかった。
十五少年漂流記 (集英社文庫)

十五少年漂流記 (集英社文庫)

絵は桂正和。きっと出版社側が期待してたのとは違うんだろうけど、GJと言わざるを得ない。

追記
本屋さんでの女子大生の会話。
「別に私本読まないんだけどさ、こういう表紙だと気になるんだよねー」
「あーブリーチの人か。で、この本なに?じごくへん?誰の本だよ」
芥川龍之介だってー。へーこんな本あったんだー知らなかった」
・・・国文学がんがれ(´;ω;`)ブワッ


最後に。
感想文はありのまま、思ったことを書きましょう。
私は武者小路実篤の「友情」の主人公を扱下ろしたことがあります。きっと若いから許されたことww
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